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金峯神社所蔵宝物・文献

​(現在鶴岡市致道博物館に保管)

銅像如意輪観音座像

山形県有形文化財  平安時代末期  

輪王座(片膝を立てて両足の裏を合わせた座り方)

をした一面六ぴ(顔が一つに腕が六本)の如意輪観音。

顔や胸、胴部分に鍍金が残っている小型の金銅仏である。

 頭・体部は前後合わせ型で鋳成し、腕部は左右三本ず

つを一鋳として肩部ではめ込んでいる。六ぴに持ってい

たであろう物は失われているが、右手は頬に当てた思惟

の形をとり、目は切れ長で鼻筋通り、口元は優しい。衣

も流麗に表現されており、優れた技法でつくられた精逸

な座像である。

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蔵王権現立像

         鎌倉時代  

 蔵王権現は釈迦如来の化身といわれ、修験道の本尊と

される。ふん怒の相で髪は逆立ち、右手に持っていたであ

ろう金剛杵(こんごうしょ)は無くなっているが、右足を

高く上げ、岩上にたっている姿を表している。

 もとは懸仏(かけぼとけ)んの御正体であったと考えら

れる。

剣  銘 金峯山御宝前・奉剣  嘉永五年七月日一直作

               

 庄内藩お抱え刀工・池田一秀(初代)の門人である佐

藤兵四郎柳齋一直が作刀し、奉納した剣とされる。

一直の経歴は定かでないが、明治時代以降は、鶴岡鍛

冶町で包丁などを作る刃物鍛冶として生計を立てていた

とされる。

 銅造鰐口

  鶴岡市指定文化財  慶長一八五月吉日

 

 鰐口は堂前の軒先にかける鳴らし物として使用され

た。最上義光の寄進によるもので、ふくらみが豊かで大

きく、紐を吊るす耳がやや下方に付いている。

外側には銘が刻まれており、如意輪観音堂にかける鰐

口として寄進されたことが分かる。また、大工として

(伊藤備中守家清)の名が見える。伊藤助右衛門家

(現在の鶴岡市大山)は鋳物師として羽黒山の梵鐘も

鋳造しており、江戸時代には庄内藩お抱えの鋳物師で

あった。

十六童子立像

           江戸時代

 弁財天に眷属してまつられる。

手や持ち物が欠失しているものもあるが、十六躯欠け

ることなく残存している。

 

 

 

 

  弁財天坐像

           江戸時代

 一面六臂の弁財天。目と口を閉じ、穏やかな表情で

手には斧や剣、法輪、珠などを持っている。頭部には加

飾された宝冠を頂いている。

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